株価 179円値下がり 2日間で1000円近い値下がりに

株価 179円値下がり 2日間で1000円近い値下がりに
26日の東京株式市場、新型コロナウイルスの感染拡大が、世界経済に深刻な影響を及ぼすことを懸念して、日経平均株価は170円余り下がり、この2日間で1000円近く値下がりしました。
東京市場では25日、日経平均株価が780円余り値下がりしたのに続いて、26日も多くの銘柄に売り注文が出て、一時、470円を超える値下がりとなりました。

午後に入って値下がりした銘柄を買い戻す動きも出て、日経平均株価、26日の終値は25日より179円22銭安い2万2426円19銭で、この2日間で1000円近く値下がりしました。

また、東証株価指数=トピックスは12.09下がって1606.17、一日の出来高は16億7717万株でした。

アメリカの感染対策を担う当局が、今後アメリカでも継続的な感染が起きるという見通しを示し、備えを呼びかけたことをきっかけに、投資家の間で世界経済の先行きに対する懸念がさらに強くなりました。

市場関係者は「当初、投資家の間にあった、『感染拡大は遠からず収まるのではないか』という楽観的な見方は現時点ではなくなり、新型コロナウイルスの感染が、どこまで拡大するのか投資家は警戒を強めている」と話しています。