スポーツも延期や無観客 一覧はこちら 新型コロナウイルス

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新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、スポーツイベントも試合を延期するなど影響が広がっています。

大相撲春場所 無観客で 力士感染なら中止も

日本相撲協会は臨時理事会で、3月8日から大阪市で予定されている大相撲の春場所について、観客を入れずに開催することを決めました。相撲協会は今後、力士などに感染者が出た場合は場所の途中でも中止にする方針です。

プロ野球オープン戦 全試合を無観客に

プロ野球の12球団とNPB=日本野球機構は2月29日から3月15日までに予定されているオープン戦72試合すべてについて観客を入れずに行うことを決めました。

3月20日に開幕するレギュラーシーズンは予定どおり開催できるよう準備を進めていきたいとしています。

サッカーJリーグ 3月15日までの全公式戦延期

サッカーJリーグは3月15日までのおよそ3週間にわたって予定されているJ1からJ3までのリーグ戦など、すべての公式戦、94試合の延期を決めました。
延期するのは
▼J1は第2節から第4節の27試合
▼J2が第2節から第4節の33試合
▼J3が開幕節と第2節の18試合
▼Jリーグカップが1次リーグの第2節と第3節の16試合です。

ラグビー トップリーグ 16試合延期

日本ラグビー協会は、
▼2月29日と3月1日に予定されていた第7節の8試合を3月21日と22日に、
▼3月7日と8日に予定されていた第8節の8試合を5月2日と3日にそれぞれ延期することを決めました。

いずれの試合もチケットを払い戻すことにしていて、方法が決まりしだい発表するとしています。

日本ラグビー協会によりますと、今後は延期した試合を行う会場の選定を進めるほか、第9節以降の試合についてどのように対応するかなどを検討していくということです。

バスケ Bリーグ B1とB2の99試合延期

バスケットボール男子のBリーグは、2月28日から3月11日までの期間に予定されていたB1とB2のすべての試合、合わせて99試合を延期することを決めました。リーグ戦の再開は、来月14日を目指すとしています。

また、B3も2月28日から3月12日までの期間に予定されていた合わせて28試合について、延期することを決めました。

女子のWリーグは2月29日から3月15日までの期間に予定されていたレギュラーシーズンの残りの36試合、すべてを中止することを決めました。現在の成績を最終的な順位として、3月24日から始まるプレーオフから再開する予定にしています。

卓球 団体戦の世界選手権 延期

国際卓球連盟は3月22日から29日まで韓国のプサン(釜山)で予定されていた団体戦の世界選手権を延期することを発表しました。

延期される時期はことし6月21日から28日で調整していて、今後の感染の状況などを見て決めるということです。

オリンピックの前哨戦として注目されていた世界選手権には伊藤美誠選手や張本智和選手など東京オリンピックの代表に内定している選手が出場する予定です。

また卓球の国内リーグ、Tリーグは3月14日に東京 両国の国技館で行われる予定だった今シーズンの優勝チームを決めるプレーオフのファイナルを延期することを決めました。新たな日程は感染拡大の状況などに応じて、今後決めるということです。

ファイナルには、男子では張本智和選手などが所属する木下マイスター東京と琉球アスティーダ、女子ではオリンピックの代表に内定している平野美宇選手が所属する日本生命レッドエルフと石川佳純選手が所属する木下アビエル神奈川が出場を決めています。

バレーボール Vリーグ男子ファイナルは無観客

バレーボールのVリーグは2月29日に群馬県高崎市で行われる1部、V1の男子ファイナル、パナソニック対ジェイテクトの試合について観客を入れずに行うことを決めました。

この試合は今シーズンのV1の優勝チームを決める試合で、前日に予定されていた両チームの監督や選手が参加する記者会見や、試合の前後に予定されていたイベントについても表彰式などを除き中止するということです。

テニス デビス杯も無観客

3月6日と7日に兵庫県三木市で行われるテニス男子の国別対抗戦、デビスカップの日本対エクアドルの試合は観客を入れずに開催されることになりました。

2日間ともにすでに完売しているチケットについては払い戻しに応じるということです。

東京マラソン 一般ランナー参加させず

3月1日に行われる東京マラソンは大会の規模を大幅に縮小して、一般ランナーは参加させず、招待選手などの出場に限って開催することになりました。

東京マラソンではオリンピックの男子の代表選考を兼ねて大迫傑選手や設楽悠太選手など男女合わせて国内外の170人余りの選手の出場がすでに発表されていますが、この招待選手などによるレースは行われます。

名古屋ウィメンズマラソン 一般の部のレース中止

3月8日に予定されている名古屋ウィメンズマラソンの実行委員会は市民ランナーなどが出場する「一般」の部のレースを中止すると発表しました。東京オリンピックの女子マラソンの代表をかけ、トップランナーが出場する「エリート」の部は開催するということです。

実行委員会は沿道での応援についても自粛するよう呼びかけています。

ショートトラック世界選手権は中止へ

国際スケート連盟は3月13日から15日まで韓国のソウルで予定されていたスピードスケート、ショートトラックの世界選手権を中止すると発表しました。

日本スケート連盟は3月予定されていたスピードスケートのショートトラックの国内大会について中止を決めました。中止となるのは3月7日から福島県で予定されていた全日本都道府県対抗大会など、ショートトラックの合わせて3つの大会です。このほか3月、都内で予定されていた指導者向けの講習会も中止することにしています。

またアイスホッケーのアジアリーグは2月29日から行う予定だったプレーオフ決勝を中止すると発表しました。決勝では韓国とロシアのチームが対戦することになっていましたが、両チームが優勝となるということです。

プロボクシング 3月31日まで全試合を中止・延期

プロボクシングでは2月28日から3月31日までの期間、全国で行われるすべての試合を中止・延期とすることが決まりました。

アマチュアボクシングでは、日本ボクシング連盟が3月予定されていた全国高校選抜大会と小中学生による大会をいずれも中止することを決めました。

中央競馬 当面無観客 馬券発売などは電話とネットのみ

JRA、日本中央競馬会は29日からのレースについて当面の間、無観客で実施することを発表しました。中央競馬のレースが無観客になるのは昭和29年にJRAが設立されてから初めてです。

また馬券の発売、払い戻しは電話とインターネットのみとなり、競馬場や場外馬券売り場では行わないことになりました。これに伴って去年12月28日から2月23日の間の中央競馬のレースについて払い戻しの有効期限が延長されます。

競艇も無観客 舟券発売などはネットや電話

自治体などでつくる全国モーターボート競走施行者協議会はモーターボートのレースについて、2月28日から3月15日まで全国にある24すべての会場で無観客で実施するとともに、すべての場外発売場を休業し、窓口での舟券の発売と払い戻しを中止すると発表しました。

舟券はインターネットや電話で引き続き購入することができるということです。