アジア株式市場 各地で軒並み値下がり 感染拡大懸念強まる

アジア株式市場 各地で軒並み値下がり 感染拡大懸念強まる
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26日のアジアの株式市場は、新型コロナウイルスの感染拡大が世界経済に及ぼす影響への懸念が強まって、取り引き開始直後から売り注文が広がり、韓国など各地の市場で株価は軒並み値下がりしています。
日本時間の午前11時半時点の各地の代表的な株価指数は、25日の終値と比べて、韓国がおよそ1.3%、香港とシンガポールがおよそ0.7%、台湾がおよそ0.4%、軒並み下落しています。

また、中国 上海の株式市場でも、取り引き開始直後は売り注文が広がり、代表的な株価指数の「総合指数」は、一時、およそ1.2%下落しました。

上海市場ではその後買い戻しの動きも出て、日本時間の午前11時半時点では25日の終値と比べてほぼ横ばいとなっています。

市場関係者は「25日のニューヨーク市場でダウ平均株価が870ドル以上値下がりし、連日の大幅な下落となるなど、金融市場では、新型コロナウイルスの感染拡大への懸念が高まっている。特に中国と地理的に近く、貿易面で関係が深いアジアでは観光業などが大きな打撃を受けているうえ、サプライチェーンへの影響も出始めており、投資家の間で警戒感が高まっている」と話しています。