クルーズ船のフィリピン人445人 チャーター機で帰国

クルーズ船のフィリピン人445人 チャーター機で帰国
クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」をめぐり、船内に残っていたフィリピン人の乗員、乗客445人が下船し、25日夜、フィリピン政府が派遣したチャーター機2機で帰国の途につきました。
「ダイヤモンド・プリンセス」には、乗客7人と乗員531人の合わせて538人のフィリピン人が乗船していました。

このうち24日までに59人の感染が確認され日本の病院に運ばれましたが、ほかのフィリピン人は船内に残っていて、フィリピン政府がチャーター機の手配を進めていました。

そして25日、フィリピンのチャーター機2機が羽田空港に到着し、感染が確認されず帰国を希望する445人が乗り込みました。

フィリピン外務省がツイッターに投稿した画像や動画では、マスクをして座席に並ぶ人たちや防護服とゴーグルを身につけて対応にあたるフィリピン外務省などの職員の姿が確認できます。

そしてチャーター機は25日午後7時前と午後8時半すぎに相次いで日本をたち、帰国の途につきました。

チャーター機は25日夜中に首都マニラの北にあるパンパンガ州の空港に到着する予定で、帰国した人たちは経過観察のため、去年、国際的なスポーツ大会が開催された時に使われた選手村で、2週間隔離されるということです。