卒業式の短縮や参加制限の検討を 名古屋市教委

卒業式の短縮や参加制限の検討を 名古屋市教委
新型コロナウイルスの感染拡大を受け、名古屋市教育委員会は、すべての市立学校などに対し、卒業式での感染防止対策として、式の時間を短縮したり、卒業生以外の参加者を制限したりすることなどを検討するよう求めました。
新型コロナウイルスをめぐっては、名古屋市で今月に入ってから12人の感染が確認されています。

こうした中、名古屋市教育委員会は25日付けで、市内に412あるすべての市立の幼稚園や小中学校、高校などに対し、卒業式の開催にあたって感染防止対策を講じるよう求めました。

具体的には、卒業証書の授与を代表者だけにして式の時間を短縮することや、保護者や在校生など卒業生以外の参加者を制限することのほか、出席者へのせきエチケットの呼びかけや、会場の入り口での消毒液の設置などを検討するよう求めています。

名古屋市教育委員会は「多くの人が集まる卒業式でしっかり対策を講じることで、感染の拡大を防ぎたい」としています。