「新車の納期に一部で遅れ」新型ウイルス影響で 自動車販売連

「新車の納期に一部で遅れ」新型ウイルス影響で 自動車販売連
新型コロナウイルスの感染拡大の影響について、自動車の販売店でつくる日本自動車販売協会連合会は、国内で生産している車の消費者への納品の時期に一部で遅れが出ていることを明らかにしました。
これは、日本自動車販売協会連合会の加藤和夫会長が25日の記者会見で述べたものです。

この中で、新型コロナウイルスの感染拡大で中国からの自動車部品の供給が滞るなどの影響が出ていることについて、加藤会長は「徐々に国内で生産している車の納期の遅れが出始めている」と述べ、新車の販売で一部に影響が出ているという認識を示しました。

そのうえで加藤会長は「自動車メーカーが中国の部品メーカーからの情報収集を進めているが、状況がはっきりすれば影響がさらに出てくる可能性もある」と懸念を示しました。

自動車メーカー各社では、日産自動車が、中国で作っている部品の調達が一部で滞っているため、福岡県の工場で生産調整をしているほか、ホンダとマツダも、部品の供給状況に合わせて一部の車種の生産を遅らせるなどの対応を取っています。