駅などアナウンスでテレワークや時差通勤呼びかけ 国交省

駅などアナウンスでテレワークや時差通勤呼びかけ 国交省
新型のコロナウイルスの感染拡大を防ごうと国土交通省は鉄道の駅構内や列車内のアナウンスでテレワークや時差通勤など、混雑緩和に向けた取り組みへの協力の呼びかけを始めました。
これは赤羽国土交通大臣が25日の閣議のあとの記者会見で明らかにしたものです。

この中で赤羽大臣は「テレワークや時差通勤の推進は鉄道などの混雑緩和によって感染拡大を防止する観点から重要な取り組みだ」としたうえで、「きょうから鉄道の駅構内や列車内で利用者に協力を呼びかけるアナウンスを開始した。国民の皆様一人一人にしっかりと呼びかけていく」と述べて鉄道事業者を通じて利用者に協力の呼びかけを始めたことを明らかにしました。

一方、さらに感染が拡大した場合に鉄道やバスの利用を制限するかどうかについて赤羽大臣は「公共交通機関の利用を制限すると国民生活や経済活動に大きな影響を与えることから慎重に判断する必要がある。現時点では、交通機関の利用の自粛は求めていないが、今後の感染拡大の推移や政府全体の方針を踏まえながら適切に対応したい」と述べて、慎重に検討する考えを示しました。