国公立大学きょうから2次試験 コロナウイルス対応に違い

全国の国公立大学で25日から2次試験が始まりますが、大学ごとに新型コロナウイルスへの対応は異なっています。各大学は受験生に、それぞれホームページなどで確認するよう呼びかけています。
文部科学省によりますと、ことしは全国の国公立大学の2次試験に43万9565人の受験生が出願しています。

現在、新型コロナウイルスの感染が広がっていますが、受験者が感染した場合などの対応は大学ごとに異なっています。

北海道大学、大阪府立大学、名古屋工業大学などは、学科によっては感染した受験生が2次試験を受けられなかった場合の救済措置として、センター試験の結果などを基に合否判定を行うとしています。

東京工業大学や筑波技術大学などは、受験できなかった場合は追試験を行うとしています。

一方、東京大学、京都大学、大阪大学、名古屋大学などは、こうした特別な対応を現段階で予定していないということです。

このほか東京大学は来月10日に予定しているキャンパス内での合格発表の掲示を中止し、インターネット上で掲載することにしています。

各大学は受験生に対して、それぞれの対応についてホームページなどで確認するとともに、試験中のマスクの着用などを徹底するよう呼びかけています。