感染確認の50代男性はJR相模原駅勤務 事務作業を担当

感染確認の50代男性はJR相模原駅勤務 事務作業を担当
新型コロナウイルスへの感染が、22日、明らかになった相模原市に住む50代の男性について、市は、相模原駅に勤務するJR東日本の社員であることを明らかにしました。市は、男性は事務作業が中心で、利用客への感染の可能性は極めて低いとしています。
相模原市は24日開いた会見で、22日感染が明らかになった相模原市に住む50代の男性はJR東日本の社員で、横浜線の相模原駅の事務室で事務作業を担当していると発表しました。

男性は、今月16日に発熱などの症状が出て、17日から仕事を休み、21日からは入院しています。市やJR東日本によりますと、男性は利用客と接触する業務は担当していませんが、症状が出た16日は相模原駅のほか、いずれも相模線の上溝駅の事務室内で券売機のメンテナンスに立ち会ったほか、原当麻駅ではマスクを着用したうえで、ホームで安全を確認する業務にそれぞれ臨時であたったということです。

JRでは、この日、男性と濃厚接触があった駅に勤務する9人について、25日以降、検査を行うことにしています。また、このうち1人は一時、微熱があったということで自宅で待機させているということです。

また、3つの駅で利用客が触れるエスカレーターの手すりなどを消毒したということです。市では、一般の駅の利用者への感染の可能性は極めて低いとしていますが、市民には手洗いなど感染対策の徹底を呼びかけています。
相模原駅が最寄り駅だという65歳の女性は「とてもびっくりしていて、不安がないといったらうそになります。市中での感染が始まっているように感じているので、いつも以上に手洗いをしてなるべく人混みに行かないようにすることが高齢者にはいいのかなと思います」と話していました。

また、ほぼ毎日相模原駅を利用するという75歳の男性は「いつかこうした感染は出てくると思っていたので、驚きはありません。誰でもかかるという認識で考えておかないといけないのでマスクの着用と手洗いの徹底をしようと思っています」と話していました。