新型ウイルス 小学生感染 卒業式での対策要請へ 北海道教育委

新型ウイルス 小学生感染 卒業式での対策要請へ 北海道教育委
新型コロナウイルスに小学生が感染した事態を受けて、北海道教育委員会は卒業式を予定している各学校に対し、出席者の参加制限や時間の短縮などの対応を要請することになりました。
北海道内では、先週中富良野町の小学生の兄弟2人が新型コロナウイルスに感染したことが確認され、教育現場への影響の拡大が懸念されています。

これを受けて道教育委員会は24日、札幌市教育委員会の担当者も交えて、来月に迫った卒業式の対応について会議を開きました。

道教育委員会によりますと、会議では卒業式を実施する各学校に対し在校生や保護者の参加を制限したり、式の時間を短縮したりするなど感染防止対策を要請することを確認したということです。

そのうえで、具体的な対応については学校ごとにPTAなどと協議し判断してほしいとしています。

会議のあと、道教育委員会の佐藤嘉大教育長は「残念ながら感染が拡大している状況なので、今後も学校での感染防止を考えていくことになる」と話しました。

道や札幌市は、要請内容を25日に道内すべての公立学校と私立学校に通知することにしています。