特殊詐欺に悪用の固定電話 887件を利用停止に 警察庁

特殊詐欺に悪用の固定電話 887件を利用停止に 警察庁
特殊詐欺に悪用された固定電話の番号を、通信事業者が警察の要請に基づいて利用停止にした措置は、対策が始まった約3か月で887件に上ることが分かりました。
高齢者などの自宅にかかってくる特殊詐欺の電話の約8割で固定電話の番号が使われ、詐欺グループは、携帯電話からでも相手の電話機に「03」などで始まる番号を表示することができる転送サービスを悪用している実態があります。

固定電話はこれまで、「生活に必要なインフラ」とされてきた経緯があり、犯罪に使われている疑いがあっても、原則として止めることができませんでしたが、警察が要請すれば通信事業者が電話番号の利用を止めることができる新たなルールが設けられ、去年9月から運用が始まっています。

警察庁によりますと、去年9月から12月までの約3か月間に利用停止にしたケースは887件に上りました。

去年1年間の特殊詐欺の被害額は、全国で301億円に上り、資産状況を電話で聞き出したうえで現金などを奪う「アポ電強盗」も相次いでいて、警察庁はさらに対策を強化することにしています。