新型コロナ 感染確認の兄弟通う小学校3日まで休校 北海道

新型コロナ 感染確認の兄弟通う小学校3日まで休校 北海道
北海道の中富良野町は、21日新型コロナウイルスの感染が確認された兄弟が通う小学校を、来月3日まで臨時休校にすることを決めました。
中富良野町は21日、中富良野小学校に通う兄弟2人が新型コロナウイルスに感染していることが確認されたことを受け、23日、道の担当者などと今後の対応について協議しました。

その結果、ほかの児童たちが感染していないか、経過観察する必要があるとして、来月3日まで中富良野小学校を臨時休校にすることを決めました。

町によりますと、学校は来月4日からは再開する予定だということですが、新たな児童への感染が確認された場合には、休校の期間を延長する方針だということです。

町では、休校の期間を利用して、校舎内の消毒を改めて行うほか、学校の再開後には、感染に不安を抱く子どもたちの心のケアにあたる、スクールカウンセラーを派遣する予定だということです。

このほか、町では、感染の拡大を防ぐため、町内で開かれるイベントや集会を中止または延期するよう主催者に要請していて、来月予定される学校の卒業式についても、今後、専門家の意見を聞きながら開催のしかたを検討することにしています。

中富良野小学校の金光保校長は、「感染を食い止めるために休校はしかたないと思います。今後は子どもたちの心のケアに努めていきたいと思います」と話していました。

中富良野町の小松田清町長は、「感染が確認された兄弟は、回復傾向にあると聞いています。町として事態の収束に向けてできるかぎりのことをしていきたいです」と話していました。