新型ウイルス 相談は全国で1万3000件余り 厚労省

新型ウイルス 相談は全国で1万3000件余り 厚労省
新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、厚生労働省は発熱などの症状が続く人を対象に、全国の保健所などに相談窓口を設置していて、20日までに1万3000件余りの相談が寄せられていることが分かりました。
厚生労働省は37度5分以上の発熱が4日以上続いている人や、強いだるさがある人、重症化しやすい高齢者や糖尿病などの病気がある人などを対象に、今月上旬から全国の保健所などに「帰国者・接触者相談センター」を設置しています。

厚生労働省によりますと、センターは全国すべての都道府県に合わせておよそ500か所設置されていて、20日までにおよそ1万3900件の相談が寄せられたということです。

寄せられた相談のうち、センターの医師や保健師などが「ウイルス検査を受ける必要がある」と判断し、一般には公開されていない医療機関の専門の外来につなげたのは、500件近くに上るということです。

厚生労働省は医療機関を受診する際にはマスクを着用するほか、手洗いやせきエチケットを徹底するよう呼びかけるとともに、混乱を避けるため、複数の医療機関を受診することは控えるよう求めています。