サッカーJ1開幕 浦和が湘南に競り勝つ

サッカーJ1開幕 浦和が湘南に競り勝つ
サッカーJ1は28年目のシーズンが開幕し、浦和レッズが湘南ベルマーレに3対2で競り勝ち白星スタートを切りました。
開幕戦は、21日夜、神奈川県平塚市で行われ昨シーズンともに下位に低迷したベルマーレとレッズが対戦しました。

試合はホームのベルマーレが先制したのに対して、レッズは興梠慎三選手と新加入のレオナルド選手が立て続けにゴールを決め逆転して前半を終えました。

後半は、ベルマーレが同点に追いつき、さらに今シーズンから導入された映像を活用して主審の判定を補助するVAR=ビデオ・アシスタント・レフェリーの末ペナルティーキックのチャンスを獲得しましたが、タリク選手がゴールを決められず勝ち越し点を奪えませんでした。

そして終盤の40分、レッズは関根貴大選手がドリブルで切り込みみずからゴールを決めて3対2で競り勝ちました。

各チームの開幕戦となる第1節の残りの試合は、22日と23日、それぞれ4試合が予定されています。

また、J2は23日、J3は来月7日に開幕します。

ウイルス感染拡大防止へ ファンサービスを一部自粛

新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、21日サッカーJ1の開幕戦をホームで迎えた湘南ベルマーレも対応に追われました。

ベルマーレは、21日夜、神奈川県平塚市のホームスタジアムで浦和レッズとの開幕戦を迎えました。

スタジアムの入場ゲートでは、係員が立って、来場者の手に消毒液を吹きかけていたほか、試合前には大型ビジョンや場内放送で繰り返し感染の予防を注意喚起しました。

また、ファンサービスについても慎重に判断し、子どもたちが選手と一緒に入場する「エスコートキッズ」は、十分に消毒をしたうえで実施しましたが、試合後のハイタッチなど不特定多数との接触が見込まれるものについては自粛しました。

さらに、報道陣にもマスクの着用など協力を求めていました。
ベルマーレサポーターの男性は「クラブのホームページに新型コロナウイルスの対策でマスクの着用を呼びかけていたのでつけてきた。サッカーだけでなく野球などの大きなイベントがあると思うが、中止になるのは残念なので早く収束してほしい」と話していました。

また、レッズサポーターの女性は「せっかくの開幕戦なので見に来た。ふだんからマスクをして予防をしている。これからも無観客試合にはしないでほしい」と話していました。

J1では22日と23日にもそれぞれ4試合が予定されていますが、同じように消毒液を準備したりファンサービスの一部を自粛をしたりするということです。