韓国 ソウルでも感染防止に 3400の福祉施設など 臨時休館へ

韓国 ソウルでも感染防止に 3400の福祉施設など 臨時休館へ
韓国では首都ソウルでも、これまでに20人が新型コロナウイルスに感染したことが確認されています。感染の広がりを防ぐため、ソウル市は21日、多くの人が参加する集会を中心部で行うことを禁止したほか、地域の福祉施設など3400を超える施設について、安全が確保されるまで臨時休館にすることを決めました。
また、マスクの着用や手洗いなどを韓国語だけでなく、日本語や英語などでも呼びかける看板が市内の至るところに設置され、観光施設の前では、伝統衣装を着て観光客を迎えている人もマスクをつけていました。

日本の観光客にも人気があるミョンドン(明洞)の繁華街は、ふだんより人通りが少なく、体調について相談できる施設が設置されていました。

60代の男性は「マスクを使い、手をしっかりと洗って、友達との集まりも以前よりは減らしている。早く状況がよくなってほしい」と話していました。

また、飲食店の女性は「訪れる人は半分以下になってしまった。営業への影響は大きく、閉店した店もある」と話していました。