新型ウイルス 「そうじゃ吉備路マラソン」一転中止に 岡山

新型ウイルス 「そうじゃ吉備路マラソン」一転中止に 岡山
岡山県総社市は23日予定していた「そうじゃ吉備路マラソン」を中止すると発表しました。19日、新型コロナウイルスの感染予防策を強化して開催する方針を表明しましたが感染者が増えるなど状況が変わったとしています。
「そうじゃ吉備路マラソン」は岡山県内有数の規模のマラソン大会で、ことしは23日開催され、2万1000人余りが参加する予定でした。

この大会について総社市の片岡聡一市長は新型コロナウイルスの感染予防策を強化したうえで開催する方針を19日、表明しましたが、21日、一転して中止すると発表しました。

片岡市長は「苦渋の決断だが中止することにした。開催を発表してからきょうまでの2日間で福岡市で感染者が確認され、集団感染が起きたクルーズ船の2人が死亡するなど状況が大きく変わった」と述べました。

また、開催を表明したあと多くの意見が寄せられたということで、片岡市長は「わたしのツイッターもほぼ炎上状態になった。寄せられた意見としては『やめろ』が7割、『やってほしい』が3割で、日に日に『やめろ』の大合唱になった」と述べ、こうした意見も重く受け止めたとしています。

市によりますと参加を予定したランナーには大会の規約に基づいて参加料は返金されませんが、配付予定だったタオルなどの記念品を郵送するということです。