九州で初めて感染確認の福岡 宿泊キャンセル広がる

九州で初めて感染確認の福岡 宿泊キャンセル広がる
新型コロナウイルスの感染が広がりを見せる中、20日、九州で初めて感染が確認された福岡市では、一部のホテルで予約がキャンセルされるなど影響が出ています。
このうち福岡市天神にあるビジネス客などに人気のホテルでは、20日県内で初めて感染者が確認されて以降、問い合わせが相次ぎ、50件以上の予約がキャンセルされました。

旅行客や会議の延期や中止に伴うビジネス客が多いほか、イベントの中止なども影響しているということです。

ホテルでは従業員にマスクの着用を義務づけたり、アルコール消毒液を玄関など複数箇所に設置したりするなどの対策をとっていて、安心して利用してほしいと呼びかけています。

このホテルの続木達也支配人は「今までに経験がないことで、正直厳しい状況ではあります。少しでも早く沈静化されることを願っています」と話していました。

NHKが福岡市内のホテルに取材したところ、このほかにも20日になって予約のキャンセルが出ているところが複数あり、影響が広がっています。

ネット上に3連休の予定キャンセルの投稿

ネット上では、新型コロナウイルスの感染が拡大する中、22日からの3連休の予定をキャンセルしたという投稿も見られました。

投稿では「3連休どこか1日お出かけしたいけど、コロナ怖いからな」とか、「コロナへの警戒を最大級にしなくてはならない昨今、引きこもるしかないのか…」といった落胆の声が相次いでいます。

中には「3連休で家族で国内を小旅行する予定だったけど、娘もまだ1歳だし、何かあったら嫌だからキャンセルした」など、予定をとりやめたという投稿も見られました。

一方で「おうちでまったりします、ふだんできない掃除や趣味に時間を使いたい」とか、「日頃読めなかった本など読んだり懐かしいDVDなどをみるのも手かも」という投稿も見られました。