マスク「今週には毎週1億枚以上の供給確保」官房長官

マスク「今週には毎週1億枚以上の供給確保」官房長官
菅官房長官は閣議のあとの記者会見で、品薄状態にあるマスクの供給見通しについて「現在、国内主要会社で24時間の生産体制によって、例年の倍以上の供給となっていて、中国からの輸入も徐々に再開しており、今週には毎週1億枚以上の供給が確保されている」と述べました。
そのうえで「来月には月産6億枚を超える規模に供給力の拡大を図るべく、さらなる増産を働きかけている。政府としては引き続き、生産・流通状況をきめ細かく把握して、できるだけ早く品切れが緩和されるよう官民で連携して取り組んでいきたい」と述べました。

「必要な量購入を」

また、菅官房長官は午後の記者会見で品薄状態にあるマスクについて「政府としては引き続き増産などにより供給能力を拡大するとともに、国民の皆さんには必要な量を購入してもらうように働きかけるなど、できるだけ早く品切れが緩和されるよう取り組んでいきたい」と述べました。

タクシー事業者には1万枚余りのマスクを提供

赤羽国土交通大臣は閣議のあとの記者会見で、新型コロナウイルスの感染拡大の防止に向けて、タクシー事業者に1万枚余りのマスクを提供したことを明らかにしました。

この中で赤羽大臣は「公共交通事業者にはマスクの着用など感染防止対策の徹底をお願いしてきたが、タクシーの営業所を視察したときにも『マスクの確保が難しくなっている』という意見があった」と述べました。

そのうえで「厚生労働省に業界団体の日本衛生材料工業連合会と調整してもらい、1万2000枚のマスクをタクシー事業者に提供してもらえることとなり、本日、タクシー事業者の団体に発送される予定だ。更なるマスクの確保に向けて、引き続き調整を進める」と述べ、マスクの確保を進める考えを示しました。