新型コロナウイルスの感染拡大で観光業など中小企業への影響が懸念されることについて、麻生副総理兼金融担当大臣は金融機関に丁寧な対応を要請し、企業の資金繰りなどの支援にあたる考えを改めて示しました。

麻生副総理兼金融担当大臣は、21日朝の閣議のあと記者団に「金融機関に対し、企業への丁寧な説明や融資の条件変更などで適切に対応するよう要請している。すでに各地の金融機関が緊急窓口の設置などいろいろ取り組んでいると承知している」と述べました。

そのうえで麻生副総理は「いまどこかで資金繰りがひっ迫しているという情報があがってきているわけではない。さらに対策が必要な状況になっていくか、見守っていく」と述べ、中小企業の資金繰りなどを注意深く見ながら、必要な支援にあたる考えを示しました。