新型ウイルス クルーズ船 各国が帰国に向けチャーター機派遣

新型ウイルス クルーズ船 各国が帰国に向けチャーター機派遣
新型コロナウイルスの集団感染が確認されたクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」に残っていた乗客の下船が19日から始まり、20日も各国が帰国に向けて、チャーター機を派遣する動きが相次いでいます。
このうちイタリア政府は現地時間の19日夜、イタリア軍の輸送機を派遣し、日本時間の午後3時すぎに羽田空港に到着しました。

この輸送機を運用するのはイタリアですが、EU=ヨーロッパ連合はEU市民を保護する観点から費用の支援を表明しています。

今後、医療チームが帰国を希望する人たちの検査を行い、感染が確認されなければ、30人のイタリア人のほか、EU加盟国のドイツやフランスなどのおよそ30人を乗せて、準備が整い次第、日本をあとにするということです。

またカナダが派遣したチャーター機もすでに羽田空港に到着していて、今後帰国者の人数が確定したあと、21日早朝、帰国の途につく予定です。

一方で船内に78人が乗っていたイギリス政府もチャーター機を派遣することにしていて、21日、日本に到着する予定です。

香港は20日夜、2機目のチャーター機を日本に派遣し、21日以降、希望者を乗せて香港に戻ることにしています。


そして台湾も21日の午後、チャーター機を派遣する予定で、およそ20人を乗せて21日夜、台湾に戻ることにしています。