新型ウイルス 情報収集や培養方法開発へ緊急プロジェクト

新型ウイルス 情報収集や培養方法開発へ緊急プロジェクト
新型コロナウイルスの感染が広がる中、文部科学省はアジアの各国に感染症研究の拠点をもつ大学でつくる研究ネットワークを中心にして、ウイルスに関する情報の収集や新たな培養方法などを開発する緊急のプロジェクトを立ち上げることになりました。
文部科学省は長崎大学や東京大学など、6つの大学の感染症の専門家でつくる研究ネットワークを中心として、新型コロナウイルスに関する情報の収集や新たな培養方法を開発する緊急のプロジェクトを立ち上げることになりました。

この研究ネットワークは、アジアやアフリカの研究機関に拠点をもって、それぞれの国と協力して長年、インフルエンザやデング熱などを対象に研究を続けてきていて、今回は中国やベトナム、それにタイやインドネシアなど、アジアにある6か国の拠点を活用する計画です。

そして、新たなウイルスの培養方法を開発するほか、拠点を通じて中国などアジア各国の最新の情報を迅速に共有することで、検査キットやワクチンの実用化を支援していきたいとしています。