中華街 世界各地で客足遠のく SNSで支援呼びかけも

新型コロナウイルスの感染が広がる中、アメリカやオーストラリアなど世界各地の中華街で客足が遠のき売り上げが大幅に落ち込んでいて、SNS上で支援の呼びかけも始まっています。
アメリカ・ニューヨークのマンハッタンにあるチャイナタウンでは、中国での新型コロナウイルスの感染拡大が伝えられてから訪れる市民や観光客が減り、20年以上営業しているという飲食店では、2週間で売り上げがおよそ70%落ちたということです。

オーナーの男性は「今月は店の賃料を支払えず、大家からせかされています」と途方に暮れた様子でした。

また、西部カリフォルニア州のオークランドでも売り上げが半分以下に落ち込む店が相次いでいるということで、地元の商工会議所の代表は「ここに来るとウイルスに感染し、死んでしまうという誤解が広がっているのではないか」と不安そうに話していました。

また、オーストラリアのメルボルンでは中華料理店だけでなく、アジアのほかの国や地域の料理を出す店でも客足が遠のいているということです。

こうした事態を受けて、ツイッターでは「中華街を支援しよう」とか、「一緒に食べよう」といったハッシュタグのついたツイートが投稿されるなど、支援の動きも広がっています。