山陽新幹線 利用者12%減少 新型ウイルスで外国人減った影響

山陽新幹線 利用者12%減少 新型ウイルスで外国人減った影響
JR西日本は今月1日から14日までの山陽新幹線の利用者数が、去年の同じ時期に比べて12%減少したことを明らかにしました。新型コロナウイルスの感染拡大などで、中国人を中心に訪日外国人の利用が減ったことが影響したとしています。
JR西日本によりますと、山陽新幹線の今月1日から14日までの利用者は、速報値で去年の同じ時期に比べて12%減少したということです。

また北陸新幹線は10%、在来線の特急は15%といずれも落ち込みました。

これは新型コロナウイルスの感染拡大で、中国人を中心に訪日外国人の利用が減少したことや、去年は2月上旬に始まった春節に伴う中国の大型連休がことしは1月にずれたことによる反動減の影響などが重なったことによるものです。

JR西日本の長谷川一明社長は19日の定例の記者会見で「コロナウイルスの影響でインバウンドが減少し、国内の経済活動全体が沈んできている。早期の収束を願っており、今後の影響を注視していく」と述べました。