観光庁“中国以外の国からの日本旅行・国内旅行も控える動き”

観光庁“中国以外の国からの日本旅行・国内旅行も控える動き”
k10012292651_202002191929_202002191933.mp4
新型コロナウイルスの感染拡大による観光への影響について、観光庁の田端浩長官は記者会見で、中国以外の国からの日本への旅行や、日本人の国内旅行についても控える動きが出始めているという認識を示しました。
この中で田端長官は、ことしの春節に合わせた連休の期間が、去年より3日増え10日間だったとしたうえで「中国人旅行者は1月の最初は大変好調だったが最後の5日間は数字としては悪い。去年の春節と比較すると2割くらい減っている」と述べました。

そのうえで「中国以外のほかの地域でも日本への旅行を控える動きが出てきているので、2月以降の状況を注視をしながら、タイミングを見て必要な対策を講じていきたい」と述べました。

さらに国内旅行についても「日本人が旅行を控える動きが出ているという報告も受けている。マスク着用など対策をとったうえで冷静に、通常どおり旅行をしてもらいたい」と述べました。

一方、政府が掲げている、ことし外国人旅行者数を4000万人に増やす目標について田端長官は「厳しい環境だが、国内の感染防止対策や風評被害対策に全力で取り組むことが重要だ。ことしは東京オリンピック・パラリンピックの年で日本の魅力を海外に発信する絶好の年なので、適切な時期にプロモーションを強力に進め目標達成に取り組みたい」と述べました。