新型ウイルス 和歌山県「新たな感染なし」

新型ウイルス 和歌山県「新たな感染なし」
新型コロナウイルスへの感染が相次いでいる和歌山県湯浅町の病院について、県は、18日から19日にかけて病院のスタッフや患者など48人の検査を行った結果、全員が陰性だったと発表しました。県は引き続き必要な人の検査を急ぐことにしています。
和歌山県では、湯浅町の済生会有田病院で、医師や入院患者、その家族の感染が相次ぎ、これまでに12人の感染が確認されています。

県は、感染が広がっていないか幅広く確認する必要があるとして病院のスタッフや入院患者、それに感染が確認された人の濃厚接触者などの検査を進めています。

19日の会見で、仁坂知事は、18日から19日にかけて合わせて48人の検査を行った結果、全員が陰性だったと発表し「院内感染が次々に広がっている状況ではないとみられる」と述べました。

また、県は、横浜港に停泊しているクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」で活動し、18日、感染が確認された30代の看護師の男性が和歌山県に帰ってきた際の移動手段を公表しました。

それによりますと、男性は、今月15日午後3時29分に新横浜駅を出発した「のぞみ43号」の6号車に乗って新大阪駅まで移動し、車内ではマスクを着用していたということです。

県は、引き続き、病院のスタッフや入院患者、濃厚接触者などの検査を進めていくことにしています。