カンボジア クルーズ船「ウエステルダム」乗客感染なしと発表

カンボジア クルーズ船「ウエステルダム」乗客感染なしと発表
新型コロナウイルスに感染した疑いのある乗客がいるとして、日本などが入港を認めず、カンボジア南部に入港したクルーズ船「ウエステルダム」について、カンボジア保健省は船に残っている乗客と、すでに下船して首都プノンペンに滞在している合わせて781人にウイルス検査を実施した結果、感染は確認されなかったと発表しました。カンボジア政府の高官は、この検査結果を受けて、船に残っていた乗客233人全員が下船したとことを明らかにしました。乗客たちは、20日以降、帰国の途につくということです。
この船をめぐっては、カンボジア保健省が今月13日、船で体調を崩していた20人の検査を行ったところ、新型コロナウイルスへの感染は確認されなかったとして、翌14日から下船が始まりました。

しかし、乗客だったアメリカ人1人が、下船したあとに移動したマレーシアで新型コロナウイルスに感染していることが確認され、カンボジア保健省は17日、国内にいる乗客について検査を実施すると発表していました。

船に乗っていた5人の日本人のうち4人は日本に帰国し、茂木外務大臣は18日の記者会見で「4人はカンボジアで行ったウイルス検査の結果、全員が陰性と判明した」とする一方、日本人の乗員1人については「現状、下船を希望していない」と述べています。