新型コロナウイルスの集団感染が確認された、クルーズ船の乗客らの一部を受け入れた愛知県岡崎市の「藤田医科大学岡崎医療センター」は、乗客らの経過観察を続けるとともに、19日夜も最大で60人ほどを受け入れることにしています。

４月に開院する岡崎市の藤田医科大学岡崎医療センターは、新型コロナウイルスの集団感染が確認された「ダイヤモンド・プリンセス」の乗員乗客の一部を受け入れることになり、19日午前２時すぎ、感染が確認された24人と同行者８人の合わせて32人を乗せたバスが到着しました。

病院は開院前で医療行為ができないため、経過観察をしながら、医師や看護師による健康相談や食事の提供などを行っています。

病院側によりますと、到着した人のうち４人が肺炎の疑いで別の医療機関に搬送されたということです。

病院では19日夜も、感染が確認された乗客らを最大で60人ほど受け入れる予定だということで、食事のほか日用品やテレビなどの家電製品を運び込んで生活環境を整えているということです。