新型ウイルス 連合が来月3日の春闘最大規模集会 中止決定

新型ウイルス 連合が来月3日の春闘最大規模集会 中止決定
新型コロナウイルスの感染拡大を受け、連合は春闘の交渉が大詰めを迎える来月3日に開催を予定していた最大規模の集会を中止することを決めました。
ことしの春闘は先月28日に事実上スタートし、賃金引き上げの勢いがどこまで維持できるかや、年功型賃金など日本型雇用の在り方をめぐり、労使の交渉が進められています。

連合は例年、交渉が大詰めを迎える3月上旬に組合員1000人以上を集めた集会を開催していますが、関係者によりますと、ことしは新型コロナウイルスの感染拡大が懸念されることから、来月3日に開催を予定していた最大規模の集会の中止を決めたということです。

ほかにもタクシーやバス会社の従業員で作る組合など、複数の労働組合が個別に開催する予定だった決起集会などの中止を、すでに決めているということです。

連合の関係者は「集会という意思統一の場がなくなったことは、影響がないとはいえないが、非常事態と判断した。連合としてはこれまで以上にしっかりと春闘の交渉にあたっていく」としています。