クルーズ船乗客受け入れの施設 住民説明会 愛知 岡崎

クルーズ船乗客受け入れの施設 住民説明会 愛知 岡崎
新型コロナウイルスの集団感染が発生したクルーズ船の乗客らを愛知県岡崎市にある開院前の病院で受け入れることについて、18日夜、地元の住民を対象にした説明会が開かれました。
住民説明会は、住民の不安を解消しようと厚生労働省や岡崎市、それに病院関係者などが岡崎市シビックセンターで開き、住民およそ200人が参加しました。

説明会は午後6時すぎからおよそ2時間、非公開で行われました。

説明会のあと記者会見した厚生労働省の担当者などによりますと、新型コロナウイルスの集団感染が発生したクルーズ船の乗客らをことし4月1日に開院する岡崎市の「藤田医科大学岡崎医療センター」で受け入れることになった経緯や、感染防止対策などの説明が行われたということです。

その後の質疑では住民から理解を示す声が出た一方、不安の声も出されたということです。

参加した女性は「きちんと管理していくことが分かったので安心できました」と話しました。

一方、別の男性は「どれだけ説明があってもすごく不安です。小さい子どもに配慮してほしいです」と話していました。

記者会見した厚生労働省東海北陸厚生局の金井要局長は「病院の外に人が出ることはないし、ましてやウイルスが外に出ることはない。われわれとしては安全な状況で、ウイルス陽性の方が陰性になって元気になっていくように尽くしていくところだ。これからも丁寧に説明し住民の不安を解消していきたい」と理解を求めました。