クルーズ船 陰性なら19日から下船 各国はチャーター便の動き

クルーズ船 陰性なら19日から下船 各国はチャーター便の動き
新型コロナウイルスの集団感染が確認されたクルーズ船に残る乗客や乗員について、ウイルス検査で陰性であれば19日から順次、下船が始まります。これを前に各国の政府や日本にある大使館は、乗船していた人たちを帰国させるためのチャーター機を手配するなど対応を急いでいます。
横浜港に停泊しているクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」をめぐって厚生労働省は、船内に残っているすべての乗客・乗員に対してウイルス検査を実施したうえで、結果が陰性で発熱などの症状がない人は19日から順次、下船してもらうことにしています。

これに合わせ、各国や地域の政府と東京にある大使館はそれぞれの乗客や乗員を帰国させるための対応を急いでいて、これまでのところ韓国、香港、オーストラリア、カナダ、イスラエル、イギリス、フィリピン、台湾、イタリアがチャーター機をすでに手配または今後の派遣を検討しています。

このうち韓国と香港、それにオーストラリアは早ければ19日にも日本から帰国させる予定です。

また日本にあるEU=ヨーロッパ連合に加盟する複数の国の大使館などによりますと、EU加盟国の人たちがまとめて帰国できるようチャーター機の調整を進めているほか、ニュージーランドはオーストラリアのチャーター便に、マカオは香港のチャーター便に便乗するということです。