アップル1~3月売り上げ “未達成の見通し” 感染拡大の影響

アップル1~3月売り上げ “未達成の見通し” 感染拡大の影響
アメリカの大手IT企業アップルは、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、ことし1月から3月までの3か月間の売り上げが当初の見込みを達成できない見通しになったと明らかにしました。感染の拡大がアメリカの主要な企業の業績に影響を与え始めています。
アップルは17日、ことし1月から3月までの売り上げが当初見込んでいた630億ドルから670億ドル、日本円にして6兆9000億円から7兆3000億円を達成できない見通しになったと発表しました。

その理由について、アップルは新型コロナウイルスの感染拡大によって中国で生産している「iPhone」の台数が減っていることや、中国国内の需要が落ち込んでいるためだと説明しています。

iPhoneの生産拠点は感染拡大が最も深刻な湖北省にはなく、操業を再開していますが、生産のペースが想定よりも遅れているということです。

また、感染拡大を防ぐため中国にある店舗では、営業を停止したり営業時間を短縮したりしていて客足も遠のいているとしています。

アップルは中国国内の状況は日々変化しているため、ことし4月に予定している決算発表の会見で詳しい状況を説明するとしています。