新型ウイルス 日常生活に影響広がる 生活用品買い占め 香港

新型ウイルス 日常生活に影響広がる 生活用品買い占め 香港
香港では17日、中心部の繁華街にある商店に3人組の男が押し入り、トイレットペーパー600個を奪う事件が起きました。香港では、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、中国本土との出入りが厳しく制限された影響で、生活用品の買い占めが起きており警察が捜査しています。
香港で17日午前、中心部の繁華街にある商店に刃物のようなものを持った3人組の男が押し入り、トイレットペーパー600個、日本円で2400円相当を奪う事件がありました。

地元メディアによりますと、まもなく男2人が逮捕されたということで、警察が転売目的の可能性もあると見て捜査しています。

香港では新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため中国本土との出入りが厳しく制限され、空港など3つの地点を除き境界が閉鎖されたほか、本土から香港に入る人は原則14日間の隔離の対象となる措置がとられています。

生活に必要な物資の運送にあたる人たちは、こうした措置の対象外ですが、市民の間では、中国本土から商品が届かなくなるといううわさが広がり、不安が高まりました。このため、各地のスーパーや雑貨店では、連日、トイレットペーパーやティッシュペーパーなどが買い占められ、売り切れる事態が相次いでおり、日常生活への影響が広がっています。