個人タクシー協会「安心して乗ってもらえないのでは…心配」

個人タクシー協会「安心して乗ってもらえないのでは…心配」
都内で新型コロナウイルスに感染した運転手が相次いで見つかっている個人タクシーの協会の会長が、東京都の小池知事に対し、マスクや消毒液などを入手しやすくしてほしいと要望しました。協会の会長は「お客さんに安心して乗ってもらえないのではないかと心配している」と話しています。
東京都個人タクシー協会の秋田隆会長は17日、都庁を訪れ、小池知事と会談しました。

この協会の支部には、先月18日の屋形船の新年会に参加して、新型コロナウイルスの感染が確認された運転手が加盟していて、同じ新年会に参加したほかの運転手なども相次いで感染が確認されています。

秋田会長は、小池知事に対し利用客に安心して乗ってもらえるよう、運転手が使うマスクや消毒液などを入手しやすくしてほしいと要望しました。

会談のあと、秋田会長は記者団に対し「各支部で行う講習会などの集まりをやめてほしいといった声が出てきている。運転手もお客さんに安心して乗ってもらえないのではないかと心配している」と話していました。

また「以前はマスクをしていると声が通らずに『返事がなかった』などの苦情になっていたが、最近は逆に『マスクをしてください』と、お客さんから言われる。うつすこともできないし、逆にうつされることもできず、注意喚起をしている」と話していました。