新型ウイルス 台湾で60代男性死亡 感染者の死亡は台湾で初

新型ウイルス 台湾で60代男性死亡 感染者の死亡は台湾で初
台湾の保健当局は、15日肺炎にかかって死亡した60代のタクシー運転手の男性が新型のコロナウイルスに感染していたと発表しました。台湾で新型のコロナウイルスの感染者の死亡が確認されたのは初めてです。
発表によりますと、亡くなったのは台湾中部に住む60代のタクシー運転手の男性で、先月27日にせきの症状がでて、その後肺炎と診断され、入院して治療を受けていましたが、15日死亡しました。

その後、詳しく調べた結果、新型のコロナウイルスの感染が確認されました。

台湾で新型のコロナウイルスの感染者の死亡が確認されたのは初めてです。

亡くなった男性には、糖尿病の持病などがあったということです。

当局は、男性の家族や男性と接触した医療従事者などの検査を実施していて、これまでに同居する50代の家族1人が感染していたことがわかったということです。

亡くなった男性は、渡航歴がなく、感染者との接触も確認されていないものの、タクシーには中国や香港、マカオに渡航歴のある人たちを主に乗せていたということで、当局が詳しい感染経路を調べています。