新型ウイルス 感染拡大を前提にした対策必要 加藤厚労相

新型ウイルス 感染拡大を前提にした対策必要 加藤厚労相
新型コロナウイルスの感染が各地に広がる中、加藤厚生労働大臣は、NHKの日曜討論で、感染の拡大を前提にした対策が必要だとして、夕方開く政府の専門家会議で、症状に不安がある人が、どういった時に医療機関を受診すべきかなど、わかりやすい基準をまとめる考えを示しました。
新型コロナウイルスをめぐっては、先週、国内で初めて感染者が死亡し、感染経路の特定に向けた手がかりが見つからないケースが各地で出ています。

加藤厚生労働大臣は、NHKの日曜討論で、「これまでの状況とは異なっているという認識は示したが、どういう状況に来ているかは専門家に判断してもらわなければならない。

特に高齢者や基礎疾患のある人に、適切なタイミングで受診してもらう環境を作っていきたい」と述べました。

そして、16日夕方開く政府の専門家会議で、症状に不安がある人が、どういった時に医療機関を受診すべきかなどわかりやすい基準をまとめる考えを示しました。

また、加藤大臣は、「感染の拡大を常に先取りしながら、必要な医療体制などを作り重篤化する人や死亡者を出さない、また、減らすことに努力していきたい。的確な情報をタイムリーに出して、国民に安心してもらえるよう先手先手で手を打ちたい」と述べました。