新型ウイルス クルーズ船派遣の自衛隊員増加で拠点船を追加

新型ウイルス クルーズ船派遣の自衛隊員増加で拠点船を追加
新型コロナウイルスへの集団感染が確認されたクルーズ船で、防衛省は災害派遣の隊員を増やして医療支援などにあたっていて、新たに隊員の拠点となる民間のフェリー1隻を横浜港に接岸させるなど支援の態勢を強化しています。
クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」では、今月6日以降防衛省が災害派遣を行っていて、検疫などの医療支援に加え、下船した一部の乗客の移動や船内の消毒など、支援のニーズが高まっているとして、隊員をおよそ150人に増やして対応しています。

派遣された隊員は横浜港に接岸した防衛省が契約する民間のフェリー「はくおう」を拠点に活動してきましたが、防衛省は増やした隊員の拠点を確保するため、新たに民間のフェリー「シルバークイーン」を借り上げ、横浜港に接岸させました。
防衛省は、下船した人たちなどの受け入れ先での医療支援を想定して医師や看護師など専門技能を持つ予備自衛官の招集も進めるなど、支援の態勢を強化しています。