新型ウイルス感染の運転手「クルーズ船の乗客4人乗せた」沖縄
今回、感染が確認された沖縄県のタクシーの運転手は、那覇港に寄港したクルーズ船に乗船していた横浜市在住の女性4人を乗せていたことが、県の資料からわかりました。
それによりますと、このタクシー運転手の60代の女性は、今月1日、那覇港に寄港したクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」の乗客で、横浜市に住む60代から70代の女性4人を乗車させました。
運転手はマスクをしていましたが、4人の女性はマスクをしていなかったということです。
運転手は、4日後の今月5日にせきがひどくなり、関節痛などの症状が出たため、今月12日に保健所に電話で相談し、その後、医療機関を受診したところ、肺炎の症状がみられたということです。
これを受けて、県衛生環境研究所が検体を調べた結果、13日、陽性の反応が出てさらに詳しく検査したところ新型コロナウイルスの遺伝子が検出されたということです。
運転手は今月1日以降7日までは休みをはさみながら出勤し、合わせて50人近くをタクシーに乗せたということです。
また、13日夕方からは、感染症の指定医療機関に入院していて、容体は安定しているということです。
運転手はマスクをしていましたが、4人の女性はマスクをしていなかったということです。
運転手は、4日後の今月5日にせきがひどくなり、関節痛などの症状が出たため、今月12日に保健所に電話で相談し、その後、医療機関を受診したところ、肺炎の症状がみられたということです。
これを受けて、県衛生環境研究所が検体を調べた結果、13日、陽性の反応が出てさらに詳しく検査したところ新型コロナウイルスの遺伝子が検出されたということです。
運転手は今月1日以降7日までは休みをはさみながら出勤し、合わせて50人近くをタクシーに乗せたということです。
また、13日夕方からは、感染症の指定医療機関に入院していて、容体は安定しているということです。
玉城知事「検査態勢を確保」
沖縄県の玉城知事は午後5時半から対策本部会議を開き「今月1日にダイヤモンド・プリンセスの乗客を乗せた南部保健所管内在住の60代のタクシー運転手が5日からせきなどの症状が出て検査を実施したところ14日、新型コロナウイルスの患者であることが確定した」と述べました。
そのうえで「患者は現在、指定医療機関で治療を受けていて容体は安定している。また、接触者については保健所が健康観察などを行っている。感染症対策に万全を期すとともに、ダイヤモンド・プリンセスの乗客と接触するなど感染の可能性のある方に、せきや発熱など症状が見られた場合、遺伝子検査を実施する態勢を確保している」と述べました。
そのうえで「患者は現在、指定医療機関で治療を受けていて容体は安定している。また、接触者については保健所が健康観察などを行っている。感染症対策に万全を期すとともに、ダイヤモンド・プリンセスの乗客と接触するなど感染の可能性のある方に、せきや発熱など症状が見られた場合、遺伝子検査を実施する態勢を確保している」と述べました。