河野防衛大臣「感染拡大防止に予備自衛官招集、対応に万全」

河野防衛大臣「感染拡大防止に予備自衛官招集、対応に万全」
新型コロナウイルスの感染拡大の防止に向けて、河野防衛大臣は、医師や看護師の資格を持つ予備自衛官を招集し、対応に万全を期す考えを示しました。
新型コロナウイルスの感染拡大の防止に向けた医療支援のため、防衛省は13日、有事などの際に任務にあたる予備自衛官の招集を決め、医師や看護師など専門技能を持つ予備自衛官を、最大で50人程度招集することにしています。

これについて、河野防衛大臣は閣議のあとの記者会見で「少し前広に動いておかなければ、いざという時に手遅れになる。防衛省・自衛隊として、感染拡大の防止ためにしっかり万全を期していきたい」と述べました。

また、河野大臣は、集団感染が確認されたクルーズ船で支援にあたる自衛隊員の宿泊先として、横浜港に停泊させている民間のフェリーを活用していることをめぐり、「今のフェリーでは足らなくなる可能性がある」と述べ、さらに別のフェリーの活用を検討していることを明らかにしました。

一方、河野大臣は、船に病院の機能を持たせた「病院船」について、「予算や人員などをどうするかという議論はあると思うが、しっかり検討していきたい」と述べ、保有や運用の是非などについて検討する考えを示しました。