WHO「閉じられた環境は高齢者には困難」クルーズ船対応で

WHO「閉じられた環境は高齢者には困難」クルーズ船対応で
新型コロナウイルスの集団感染が確認されたクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」で、3400人余りが客室などでの待機を求められていることについて、WHO=世界保健機関の担当者は、「閉じられた環境での生活は高齢者には特に困難だ」と述べより適切な対応ができないか、日本側とともに探る必要があるという考えを示しました。
集団感染が見つかったクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」について、厚生労働省は、船内に残っている3400人余りの乗客と乗員に対して今月19日まで客室などに待機するよう求めています。

WHOで健康危機を担当するライアン氏は13日、スイスのジュネーブで開いた記者会見で、感染が確認された人については、速やかに病院に搬送され治療を受けているとして評価する一方、そのほかの多くの人が船内にとどまっていることについては「閉じられた環境での生活は、高齢者にとっては特に困難だ」と指摘しました。

そのうえで、「船内に残る人たちへの生活の支援のために、より適切な対応ができないか日本側と探る必要がある」と述べ、よりよい対応ができないか、日本側と探っていきたいという考えを示しました。

また、感染拡大が続く中国の湖北省で、早期の治療や隔離などにつなげるため、患者の判定基準が緩和されたことについて、ライアン氏は肯定的に評価したうえで、致死率などのパターンに大きな変化はないという認識を示しました。