「映像早回しは過剰な演出」TBS番組は放送倫理違反 BPO

「映像早回しは過剰な演出」TBS番組は放送倫理違反 BPO
TBSがドキュメントバラエティー番組で少年野球の試合の映像を早回しし、投手の球速が実際よりも速く見えるよう加工して放送したことについて、BPO=放送倫理・番組向上機構は「過剰な演出と言われてもやむを得ない」などとして放送倫理違反があったと結論づけました。
TBSは、ドキュメントバラエティー番組「消えた天才」で、去年8月、少年野球の試合を放送した際、投手の球速が速く見えるよう映像を最大で156%早回しする加工をして放送しました。

その後の内部調査でおととしにも卓球とフィギュアスケート、それにサッカーの映像を早回ししていたことがわかり、TBSは去年10月に番組を打ち切るとともに、BPOの放送倫理検証委員会に経緯などを報告していました。

BPOは、きょう意見をまとめて公表し「スピードを変える加工は担当ディレクターらにとって限られた時間の中でよりおもしろくする方法として一線を越えやすいものだった」と指摘しました。

そのうえで「実際の映像と言いながら映像の早回し加工が繰り返されており、過剰な演出と言われてもやむを得ない」などとして放送倫理違反があったと結論づけました。

TBS「信頼回復に努める」

TBSは「BPOの意見を真摯(しんし)に受け止めております。番組制作に生かし、引き続き信頼回復に努めて参ります」とコメントしています。