新型ウイルス 千葉のホテルに滞在の176人 全員が帰宅へ

新型ウイルス 千葉のホテルに滞在の176人 全員が帰宅へ
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先月、中国の湖北省武漢からチャーター機の第1便で帰国し千葉県内のホテルに滞在していた176人は、新型コロナウイルスへの感染が確認されなかったことを受けて、12日に続き残る140人も国が用意したバスなどで帰宅しています。
先月29日、新型コロナウイルスの感染が拡大している中国の武漢からチャーター機の第1便で帰国した人のうち176人は、2週間にわたって千葉県勝浦市のホテルに滞在しました。

WHO=世界保健機関が示したウイルスの潜伏期間を踏まえ、ホテルの滞在者を対象に改めて検査が行われた結果、全員が陰性で感染が確認されなかったことから、このうち36人が12日夜のうちに帰宅したということです。

残る140人は13日中に帰宅する予定で、このうち110人は先ほど午前9時前から国が用意したバスを利用してホテルを出発しています。

また30人は、会社が用意したバスなどで帰宅する予定です。

ホテルのそばでは地元の人たちが「勝浦でお過ごしおつかれ様でした。次回は磯の香を楽しみにおいでください」と書かれた横断幕を掲げ、バスを見送っていました。

埼玉 和光市の施設からも帰宅の途に

また、埼玉県和光市の施設に滞在する500人余りのうち第1便で帰国後、新型コロナウイルスの感染が確認されなかった21人も、12日夜から13日朝にかけて帰宅の途につきました。

13日は国が用意したバスに20人近くが乗り込み午前9時ごろ、施設を出発しました。

国によりますと、第2便で帰国したおよそ200人は改めて行った検査で感染が確認されなければ13日の夜以降、帰宅する予定だということです。