熊本城マラソン ランナーとスタッフ全員にマスク配布へ

新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、今月16日に1万4000人が参加して開催される「熊本城マラソン」で、熊本市はすべてのランナーとスタッフにマスクを配って、感染拡大の防止を呼びかけることなどを決めました。
「熊本城マラソン」は、熊本市の中心部をコースにして平成24年から始まり、ことしは次の日曜日の今月16日にフルマラソンや30キロのロードレースなどでおよそ1万4000人が参加する見込みです。

新型コロナウイルスの感染拡大を受けて12日主催者の熊本市は対策会議を開き、大西市長が「熊本城マラソンでは、多くのランナーや観客が訪れ十分な対策を取る必要がある」と述べました。

会議では、対策として、すべてのランナーをはじめ6000人にのぼるボランティアのスタッフ全員に事前にマスクを配って感染拡大の防止を呼びかけるほか、大会当日はコースの給水ポイントなどに消毒液を設置してスタッフや観客に利用してもらうことを決めました。

また、中国に居住する10人の参加予定者には出場を自粛するようメールで呼びかけたことで、熊本市は要請に応じてくれた人には来年の出走権を認めることにしています。