今夜にも帰宅 チャーター機第1便の帰国者 検査結果が陰性なら

今夜にも帰宅 チャーター機第1便の帰国者 検査結果が陰性なら
先月、新型コロナウイルスの感染が広がっている中国の湖北省武漢からチャーター機の第1便で帰国した人たちは、12日夜以降、ウイルス検査の結果が順次、判明する見通しです。感染が確認されなければ、滞在している宿泊施設から帰宅できることになります。
中国の湖北省からは先月29日以降、政府が用意したチャーター機で日本人と家族合わせて763人が帰国しました。

このうち、第1便で帰国し、その日のウイルス検査で感染が確認されず、発熱などの症状も見られなかった197人は、千葉県のホテルや埼玉県にある国の宿泊施設に滞在しています。

WHO=世界保健機関がウイルスの潜伏期間について最長で12.5日と示していることから、厚生労働省は潜伏期間がすぎた11日、宿泊施設に滞在する全員を対象に改めてウイルス検査を行いました。

結果は12日夜以降、順次、判明する見通しで、感染が確認されなかった人は帰宅できるということです。

また、先月30日の第2便で帰国した人で、宿泊施設にいる199人は12日から、翌31日の第3便の帰国者では145人が13日から検査を受ける予定です。

今月7日の第4便に乗っていた人たちについても今月20日に検査を行う方向で調整が進められています。

官房長官「早ければ夕方以降に帰宅」

菅官房長官は午前の記者会見で、チャーター機の第1便で帰国し、政府が確保したホテルなどに滞在している人について、「これまでのウイルス検査で陰性の人には改めて検査を実施していて、それが陰性だった場合は、早ければきょう夕方以降、自宅に戻ってもらえるようにする」と述べました。

一方、帰宅する人数は、ウイルス検査の結果が出ていないとして明らかにしませんでした。