春闘 自動車の労組 賃上げの要求書提出 経営側の対応焦点

春闘 自動車の労組 賃上げの要求書提出 経営側の対応焦点
ことしの春闘で、自動車メーカーなどの労働組合が12日、経営側に賃金引き上げの要求書を提出し、労使交渉が本格的に始まりました。自動運転など、産業構造が大きな変化にさらされる中で、経営側が組合の要求にどこまで応じるかが焦点です。
川崎市にある三菱ふそうトラック・バスの本社では、労働組合の安部輝実中央執行委員長が、月額3000円のベースアップと5か月分の一時金、いわゆるボーナスを求める要求書を経営側に手渡しました。

受け取ったハートムット・シック社長は「内容を精査したいと思います」と述べました。

またトヨタ自動車の労働組合は、ベースアップや定期昇給などを含めた総額として1人当たり月額1万100円の引き上げを求めたほか、ベアについて人事評価に応じて差をつける新たな方法を提案しました。

さらにホンダも新たな仕事に挑戦した社員に賃金を上乗せする制度の拡充を求めるなど、賃上げにめりはりをつけて社員のやる気を高めようという要求が相次ぎました。

自動車業界は、自動運転や電動化などで100年に1度の変革期とも言われているうえ、新型のコロナウイルスの感染拡大もあって先行きが不透明になっているだけに、経営側が組合の要求にどこまで応じるかが焦点です。

ことしの春闘は13日、電機などの組合も要求書を提出し、来月11日の集中回答日に向けて交渉が行われます。