日産 福岡の工場の生産 一時停止へ 中国からの部品調達滞り

日産 福岡の工場の生産 一時停止へ 中国からの部品調達滞り
日産自動車は新型コロナウイルスの感染拡大で中国からの部品の調達が滞っていることを受けて、福岡県にある工場の生産を今月14日と17日に一時的に停止する方針を固めました。今回の感染拡大によるサプライチェーンの問題で国内の自動車生産に影響が出るのは初めてです。
会社によりますと、生産を一時停止するのは福岡県苅田町にある「日産自動車九州」です。

この工場では乗用車や輸出向けのSUVなどを生産していますが、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、中国から輸入している部品の一部が調達できない状態が続いているということです。

このため日産は今月14日と17日の2日間、工場の生産を一時的に停止する方針を固めました。

今回の感染拡大によるサプライチェーンの問題で、国内の自動車生産に影響が出るのは初めてです。

中国の北京や上海などでは10日から企業活動が再開されましたが、部品メーカーが本格的に操業を再開するにはなお時間がかかる見通しで、中国での生産停止が長引けば、影響が広がるおそれがあります。

従業員「想像していなかった」

「日産自動車九州」の従業員からは感染拡大が早くおさまるよう、願う声が聞かれました。

20代の男性従業員は「上司から言われて知りました。新型コロナウイルスが猛威を振るっているので多少は影響があると思っていましたが、早く落ち着いてくれたらいいなと思います」と話していました。

30代の男性従業員は「仕事ができなくなるのは困りますが、コロナウイルスの感染が増えて大変だと思うし、自分にも影響があるかもしれないと考えると怖く感じます」と話していました。

また、11日から働き始めるという20代の男性従業員は「九州の工場に影響が出るとは想像していませんでした。早く元どおりになってほしいです」と話していました。

今回の感染拡大によるサプライチェーンの問題で国内の自動車生産に影響が出るのは初めてで、中国の状況によっては、国内の企業活動にさらに影響が広がるおそれがあります。