新型ウイルス 観光業に影響 緊急対応策で支援へ 国交相

新型ウイルス 観光業に影響 緊急対応策で支援へ 国交相
赤羽国土交通大臣は、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で日中間の定期旅客便の数が当初の計画よりおよそ6割減少し、地域の観光産業に大きな影響がでるおそれがあるとして、政府が今週にも取りまとめる緊急の対応策に必要な支援策を盛り込む考えを示しました。
赤羽国土交通大臣は10日の閣議後の会見で、新型コロナウイルスの感染拡大の影響について、「日本と中国本土との定期旅客便の数が、当初の計画と比べておよそ6割減少し、さらに影響が拡大することも危惧されている。また今月、日本に寄港する予定だった外国船籍のクルーズ船14隻のうち、13隻でツアーが中止となっている」と述べました。

そのうえで、「国内のインバウンドや地域の観光産業にとって大変厳しい状況で大きな影響が出ると受け止めている。今週にも政府が取りまとめる緊急の対応策に必要な対策を盛り込むよう検討している」と述べ、地域の観光産業への支援策を盛り込む考えを示しました。

また10日朝早く、全国のJRでシステム障害が発生し、駅にある券売機やみどりの窓口で5時間近くにわたってクレジットカードが使えなくなったトラブルについて、「対応は検討中だ」と述べ、JR各社に対し、トラブルの経緯や原因について報告を求めたうえで、今後の対策を検討する考えを示しました。