ブラジル日系移民の歴史 ミュージカルで上演 サンパウロ

ブラジル日系移民の歴史 ミュージカルで上演 サンパウロ
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南米ブラジルに多くの日系移民が暮らすようになった歴史を知ってもらおうと、9日、日系人の団体がサンパウロで、日本の歌謡曲をおりまぜたミュージカルを上演し、時代を彩った名曲の数々で観客を魅了しました。
ブラジルには、20世紀初頭から多くの日本人が移り住み、現在では日系人、およそ200万人が暮らすと言われています。

ミュージカルはこうした日系移民のルーツを多くの人に知ってもらおうと、ブラジルのサンパウロで企画されたもので、会場には1500人を超える観客が詰めかけました。

舞台上では、日本人の若者が夢と希望を抱えて船でブラジルに渡り、さまざまな苦労を乗り越えて、家族を作り、ブラジル社会に溶け込んでいくまでの物語が繰り広げられ、随所で、その当時日本で流行していた歌謡曲合わせて30曲が歌われました。

鑑賞に訪れた日系人のなかには、かつての自分たちの姿と重ね合わせて涙を流す人もいて、一つのシーンが終わるごとに大きな拍手が送られていました。

ブラジルで生まれ育った日系人の若者の間では、日本語を話せない人も増えているということで、主催した日系人の団体は、「今回のミュージカルが自分たちのルーツである日本に興味を持つきっかけになってもらえれば」と話していました。