「持病の薬が…」クルーズ船で待機 乗客から焦りや不安の声

「持病の薬が…」クルーズ船で待機 乗客から焦りや不安の声
新型コロナウイルスの集団感染が確認されたクルーズ船では、持病の薬など必要な医薬品がまだ届いていない乗客から焦りや不安の声が上がっています。
厚生労働省によりますと、クルーズ船の船内で持病の薬などが必要な人に、7日までに147人分の医薬品を届けましたが、まだ多くの人に必要な薬が届いていないということです。

このうち、船内にいる70代の乗客の男性は、家から持ってきていた高血圧やコレステロールの薬などが、7日までに無くなり、妻の分の薬は8日で無くなりそうだということで、必要な薬について船内にいる担当者に伝えていますが、まだ何も回答がないということです。

こうした状況について、男性は「体への影響が出てきそうで、とても不安です。今の私たちにとってはウイルスへの感染だけでなく、いつも飲んでいる薬が届かないことも緊急の課題です」と話しています。