新型ウイルス 台湾当局 北京など4都市以外の中国便休止へ

新型ウイルス 台湾当局 北京など4都市以外の中国便休止へ
台湾当局は、中国からの航空機の機内で感染するリスクが高まっているとして、今月10日以降、北京や上海など4つの都市以外の地域を結ぶ空の便の運航を休止すると発表しました。
発表によりますと、中国と結ぶおよそ50の路線のうち北京や上海、福建省アモイ、四川省成都の4つの都市については、今のところ、ほかの地域よりも感染防止策が取られているなどとして、運航を維持しますが、それ以外は4月29日まで運航を休止するということです。

台湾当局は、すでに中国人などが台湾を訪れることを禁止する措置を取っていますが、今月10日以降は中国で企業活動が再開するため行き来する台湾の人が増えることが予想され、運航の制限に踏み切った形です。

また台湾当局は中国、香港、マカオの空港で乗り換えた人についても今月10日以降は14日間、自宅に隔離することを決めました。

台湾では6日、香港を経由してイタリアに旅行した夫婦が新型のコロナウイルスに感染したことが確認されていて、当局は機内で感染した可能性が高いという見解を示していました。