新型コロナウイルスの感染拡大が続いていることを受け、トラックメーカーのいすゞ自動車は中国の重慶と江西省南昌にあるピックアップトラックなどの工場を今月10日に再開する予定だと明らかにしました。

この段階では部品の在庫があるものの、その後、部品の調達ができるかどうか確認できないことから、中国の工場でいつまで生産を続けられるかは決まっていないとしています。

一方、トラックの国内での生産については中国で製造された部品を使っていることを踏まえて、南真介常務執行役員は会見で、「取引先の在庫の状況を調べている。別のメーカーに生産を頼んだり別の地域で部品を調達したりするなど慎重に見極めている段階だ。現時点では一定の在庫があるのですぐに止まるという状況ではない」と述べました。